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【観戦記】Div.1第1節釜石シーウェイブス戦観戦記
- 試合結果
第1節 釜石シーウエイブス戦観戦記
秋田ノーザンブレッツ(以下「秋田NB」)の13年目のシーズンがはじまった。初戦から東北ダービー、昨年2位の釜石シーウエイブス(以下「釜石」)との対戦だ。釜石とは春から複数回のプレシーズンマッチを行っており、お互いに手の内を知り尽くした相手。直近の8月下旬の試合では、フォワードがラインアウトモールで圧倒されたことから、フォワードの奮闘が勝負のカギを握ると思われた。
そのことはチーム全員の共通認識事項。この日の秋田NBフォワードは自分達が勝敗のカギを握ることを意識し、序盤から大健闘を見せた。スクラムは相手を押し込み優勢、ラインアウトもマイボールをほぼ確保した。
これを受け、序盤は押し気味に試合を進める。前半6分にはセンターのノックスのビッグゲインから敵陣22mでペナルティを得て、マヌエルがゴールを決め3-0。10分にトライを奪われ3-5とされたが、その後も秋田NBは優位に試合を進める。敵陣に迫り新外国人のロック・テモがトライと誰もが思ったが、これがオブストラクション、秋田NBのペナルティの判定だった。
しかし、秋田NBの攻勢もここまで。その後は釜石のバックスが縦横無尽にグランドを走り回った。特に、フルバック・カマナとセンター・トロケのランは圧倒的だった。結果的のこの2人にトライを量産され、前半は3-26で終了。後半は秋田NBの至宝センター・ノックスが退場し、さらにバックスの力の差が顕在化した。特に秋田NBはウイングとフルバックディフェンスが機能せず、フォワードの健闘を生かすことができなかった。
後半だけで見ると0-5で37分までしのいだものの、その後3トライを献上。結局3-52で完敗という残念な結果となった。
結果は大敗だが、これまで課題だった、スクラム、ラインアウトが安定したことは、必勝の第2節IBM戦に向け朗報である。次節、ホームでの初勝利に期待大だ。