【観戦記】Div.1第3節　vs三菱重工相模原ダイナボアーズ戦

【第3節　vs三菱重工相模原ダイナボアーズ戦観戦記】
　第３節はホーム八橋球技場にリーグの横綱三菱重工相模原ダイナボアーズ（以下「三菱重工」）を迎えた。昨シーズンは、それまで大量失点で敗れていた三菱重工に０－４６と踏ん張り、チームを上昇気流に乗せて、翌週釜石ＳＷからの金星につなげた。今年も、王者三菱に善戦し、力を出し切れないチームの流れを変えることが期待された。

開始早々、６分、１２分に簡単にトライを奪われ０－１４とするものの、その後は秋田ノーザンブレッツ（以下「秋田ＮＢ」）が積極的なアタックを展開。たびたび大きくゲインし、チャンスを演出。スタンドをわかせた。　しかし、三菱重工のディフェンスは固く、なかなかゴールラインを割れないまま、２１分、３０分と相手のスピード・パワーについて行けず、０－２８で前半を終えた。

　後半も、果敢にトライをとりにいく秋田ＮＢ。しかし、三菱重工の力強いタックルに早いフェーズでミスが出て、再三のチャンスを生かすことができない。この試合、随所で個々の選手のパワーの差が見られた。最終的に、後半６つのトライを取られ０－６８（１０ゴール中９ゴール成功）という大差での敗退となった。

この試合、結果的に１トライもあげられずに敗退となったが、セットプレーでほぼマイボールが確保できたこと、ブレイクダウンでターンオーバーがほとんどなかったことなど、多くの改善点も見られ、次節セコム戦にいちるの望みが見られた試合であった。
　次節は、勝つと負けるとで天国と地獄、まさに天王山の戦い。ファンたちは秋田ＮＢの勝利だけを求めてはいない。どんな大きな壁に対しても、最後まであきらめず立ち向かう勇気・ひたむきな姿に感動をもらい、そして明日への糧を得るために来場する。是非とも秋田ＮＢの身体をはった魂のラグビーを見せてもらいたい。