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【観戦記】Div.1第6節 横河武蔵野アトラスターズ戦観戦記

  • 試合結果
【第6節 横河武蔵野アトラスターズ戦観戦記】  勝負に「たられば」は禁物だが、この試合、あそこでゴールが入っていたら、あの場面でボールがこちらにバウンドしていれば、と回顧せずにはいられない。思い出せば思い出すほど惜しい試合だった。  第6節の横河武蔵野アトラスターズ(以下「横河武蔵野」)は同チーム6位、秋田ノーザンブレッツ(以下「秋田NB」)7位、順位争いにも大きい影響を与えるこの戦いは、30-31で黒星となった。  試合開始早々から、久々のホーム戦に燃える秋田NBは果敢にオープン攻撃を展開した。一方的に攻める中での前半7分、バックスのサインプレーからSO田村、FB南波流、WTB山川とつなぎ、最後は南波流へのリターンパスでトライ。5-0とリードした。ただ、この試合が簡単にいかないことを予想させたのはその直後。キックオフからのワンプレーで9分に横河武蔵野に簡単にトライを献上してしまった。  しかし、その後は風上に立つ秋田NBが押し気味に試合を進める。12分にはCTBノックス、22分にはCTBトネのトライで17-7、38分には南波流のペナルティゴールで一時は20-7まで差を広げた。ここでハーフタイムになればよかったのだが、その後もインジャリータイムで試合は継続。41分にトライを許し20-12で前半を終えた。結果的にこのトライが試合の流れを変えた。  後半は序盤から風上に立つ横河武蔵野ペース。秋田NBは中盤でペナルティを連発し、たびたびゴール前に攻め込まれた。9分、13分と秋田工業出身のWTB佐藤に連続でトライを許し、簡単に20-26とリードされた。その後は秋田NBも攻勢をかける。敵陣のスクラムを押し込みペナルティを獲得。流れはよい。ここで秋田NBはトライで一発逆転ではなく、ペナルティゴールで着実に点差をつめることを選択。23-26と射程距離に詰め寄った。    しかし、なかなか思い通りにはいかないもの。31分にWTB佐藤にこの日3本目のトライを決められ23-31と8点差。トライ一発では追いつけない状況となった。 懸命に攻める秋田NB。38分には敵陣ゴール正面でペナルティを得た。ゴールを狙えば5点差で射程距離だが、選手たちはトライを取ることを選択した。だが、なかなか相手のゴールラインを割れない。結局、トライを取ったのはインジャリータイムに入ってから。41分に自陣から攻めこみ、最後はCTBトネがこの日2つめのトライを決め、30-31となったとこでノーサイド。本当に惜しい試合だった。 チーム目標の6位を達成するためには、残りのホーム3戦を全勝するしかない。この後のあきぎんスタジアムので戦いは、これまでの6戦で培った攻撃力を爆発させるとともに、昨シーズンの固いディフェンスを思い出し、是非、地元ファンにトップイースト参戦以来、初となる3連勝をプレゼントしてもらいたい。

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