トップイーストリーグ(2013) 最終節
トップイーストリーグ(2013)最終節
AWAY
11月30日(土)12:00
秩父宮ラグビー場
22
前半 | ||
後半 |
42
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【観戦記】Div.1最終節 vs日野自動車レッドドルフィンズ戦
9月からはじまったトップイーストリーグ・ディヴィジョン1もついに最終戦を迎えた。
最終節の相手、日野自動車・レッドドルフィンズ(以下「日野自動車」)とは、これまで毎年接戦を繰り広げてきた。この4年間の対戦成績は2勝2敗と全くの五分(入替順位決定戦含む)。昨シーズンは、今回と同じ聖地秩父宮で11-26で惜敗していることもあり、秋田ノーザンブレッツ(以下「秋田NB」)としては、何としてもこの試合に勝利したいところだった。
前半は秋田NBが先攻し、日野自動車が追い上げるという展開。拮抗した流れの中、前半16分にCTBアラスカが連続攻撃から抜け出し中央にトライ。ゴールも決まり7-0とリードした。しかし、21分には日野自動車WTB金に簡単にトライを許し7-7の同点。
その後、27分にペナルティゴールで10-7、CTB田村のトライで17-7と秋田NBペースで試合が進む。このまま前半終了かと思われたが、35分に日野自動車NO8デビタにトライを許し、17-14で前半を終えた。
後半は、秋田NBがキックでうまく地域を稼いで日野自動車陣地に攻め込む場面が多かったが、決定力を欠き得点にはなかなかつながらない。攻めあぐねているところに20分日野自動車SH小沢にトライを決められ17-21とこの試合初めてリードを許した。
その後は、秋田NBのディフェンスが一気に崩れ、基本的なディフェンスミスから再三ビッグゲインを許すという展開。24分にはトライ、29分と32分にはペナルティゴール、33分には再度トライを決められ17-39と大きくリードを許してしまった。
シーズン最終戦に全力でアタックする秋田NBが39分に意地のトライを決め22-39と追いすがったものの、終了間際に再度ペナルティゴールを決められ22-42で完敗という残念な結果になってしまった。
最終戦でこれまで接戦を演じてきた好敵手日野自動車に完敗という悔やんでも悔やみきれない結果となってしまった秋田NB。今シーズンは何と言っても、失トライの多さが目立つ。
今シーズンのディフェンスの甘さについて、首脳陣・選手はシステム面、技術面、メンタル面から徹底的に検証し、来シーズンに望んでもらいたい。
ディフェンスこそチームの結束力の表れであり、勝敗のベースとなるものである。また、厳しいディフェンスと激しいタックルはラグビー最大の魅力でもある。来シーズン、ディフェンス力を高め変貌した秋田NBの戦いぶりに期待したい。